YOGASIXはこうして生まれた──全米No.1ヨガブランドの誕生と進化の歴史

1. 「YOGASIX」──この名前を初めて聞いたとき、何を感じましたか?

ヨガ初心者から経験者まで、誰でも通いやすいと評判のヨガブランド**「YOGASIX」**。
今やアメリカを中心に世界中でスタジオ展開され、日本にも上陸を果たしたこのブランドですが──

いったい、どこから来て、どんな物語を背負っているのか。

その「はじまり」を知っている人は、意外と少ないのではないでしょうか?

今回は、YOGASIXの知られざるヒストリーを、あなただけにお届けします。


2. 始まりはカリフォルニア──“音楽×ホットヨガ”という革命

YOGASIXが誕生したのは、2000年代後半。
その舞台は、アメリカ・カリフォルニアの都市部。

当時は「本格派ヨガ」と「フィットネス系ヨガ」が二極化していた時代。

そんな中、「もっと自由に、もっと楽しく、自分らしくヨガをしたい」という思いから、YOGASIXは生まれました。

特徴は…

  • 音楽と融合したリズミカルなヨガクラス
  • ヨガ=静か、の常識をくつがえす“POPな雰囲気”
  • ホットヨガも取り入れた、汗をかけるワークアウト性

このスタイルが若者たちに圧倒的支持を受け、口コミで拡大していきます。


3. 「6つのスタイル」で個性を解放する新提案

YOGASIXというブランド名は、創設当初から一貫して**“6つのクラススタイル”**を軸に展開されてきました。

  • Y6 101(初心者向け)
  • Y6 Restore(リラックス)
  • Y6 Slow Flow(やや動く)
  • Y6 Hot(本格ホット)
  • Y6 Power(筋力系)
  • Y6 Sculpt & Flow(燃焼)

この明確な分類が、

「今日はリラックスしたい」
「今は身体を鍛えたい」
「明日は汗を流したい」

という**“気分で選べるヨガ”**というコンセプトを確立したのです。


4. 異例のスピードで全米に拡大

YOGASIXは、口コミとSNSの拡散力によってアメリカ国内に急拡大。
現在では全米40州以上・150店舗以上に展開しています(2025年時点)。

この背景には、Xponential Fitness(エクスポネンシャル・フィットネス)という大型フィットネスグループの買収・サポートがありました。

YOGASIXはこのグループの中で、

  • “ヨガ”ジャンルの主力ブランド
  • “女性を中心としたライフスタイル系”の代表格

として位置づけられ、世界規模のマーケティング戦略が動き出したのです。


5. そして日本上陸──カルチャーをどう伝えるか

YOGASIXが日本にやってきたのは2020年代初頭。
まず関東エリアを中心にスタジオ展開を開始しました。

海外ブランド特有の“壁”──

  • 言語の違い
  • 文化的なヨガのイメージの差
  • 日本のフィットネス市場の特徴

これらを乗り越えるために、YOGASIX Japanは以下の戦略を取りました:

  • インストラクターは日本人+アメリカ流の研修制度
  • 音楽や照明も日本人好みに微調整
  • ホットヨガ人気に着目し、Y6 Hotを推し

その結果、「外国発だけど、日本にちゃんと馴染んでる!」という評価を得るように。


6. 「ライフスタイルの一部」になるブランディング

YOGASIXは単なる“運動”ではありません。
彼らが目指しているのは、ヨガを「生活の中のリズム」として組み込むこと。

例えば…

  • 週に1回、Restoreで整える
  • 朝活代わりにSculpt & Flowで目覚める
  • 月曜にPowerで気合を入れる

これらはすべて、“習慣化”を意識した設計になっており、アプリやサブスクモデルも相性が抜群。


7. ヨガに「自由」を与えたブランド、それがYOGASIX

これまでのヨガは「精神統一」「内面への探求」が主流でした。

でも、YOGASIXはこう語りかけます。

「もっと自由でいい」
「音楽をかけながらでもいい」
「心地よければ、正解」

そのスタンスが、多くの現代人に“ちょうどいいヨガ”として刺さったのです。


8. まとめ:YOGASIXの歴史は、ヨガの進化の歴史でもある

  • カリフォルニア発の革新的ヨガスタジオ
  • 音楽×ホット×クラス分類=“通いやすさ”の革命
  • アメリカから世界、日本へと進出
  • ライフスタイルとして根付く設計と哲学

YOGASIXの歴史は、“1本のヨガマットの上”で生まれた、
小さなアイデアが世界を変えていく物語なのかもしれません。

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