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1. 「とりあえずヨガ始めたけど…」という人へ
なんとなく「身体に良さそうだから」と始めてみたヨガ。でも、続かない。理由はシンプルで、「なぜこのポーズをするのか」「どう整うのか」がわからないから。
そんな“迷子ヨギー”たちに寄り添ってくれるのが、崎田ミナさん著の『理由がわかれば心身が整う!ヨガを楽しむ教科書』だ。
この本は、ヨガを“感覚”で終わらせず、“理屈”と“共感”で結びつけてくれる、まさに“人生を整える本”だった。
2. 「理由がある」って、こんなに安心できる
たとえば、猫のポーズ(キャット&カウ)。
背中を丸めたり反らせたりするけれど、「この動きがどう作用してるか」を知ることで、ただのストレッチが「自律神経を整える運動」に変わる。
この本では、そんな“ポーズの背景”を、図解×コミックエッセイで優しく教えてくれる。ページをめくるごとに、「ああ、だからか!」と膝を打つ。
理解が深まることで、ポーズに“意味”が宿り、習慣に“感情”が乗るようになる。だからこそ、続けられるのだ。
3. 登場人物たちが、まさに“私”
この本の特徴のひとつが、ゆるい漫画で描かれる登場人物たち。
“すぐ不安になる主婦”、“デスクワークで肩がバキバキの会社員”、“やる気ゼロの自堕落女子”…どこかに必ず“自分”がいる。
この登場人物たちが、ヨガを通して心と体を整えていく姿に、読者は自然と感情移入してしまう。そして気づく。
「ヨガって、うまくなるためにやるんじゃない。整えるためにやるんだ」
4. 難しいポーズはゼロ。「心に効くヨガ」
この本に出てくるポーズは、基本的に超初心者向け。
難しい逆立ちや開脚なんて出てこない。そのかわり、
- ベッドの上でできる
- 座ったままでできる
- 呼吸と合わせて3分でできる
といった「ゆるさ」が満載。でも、そこには理由がある。
それは「自分の体と丁寧につながる」ためだ。
とにかく“無理をしないこと”が徹底されているので、「毎回つらくてやめたくなる…」という人にも、ストンとハマる内容だ。
5. この本が与えてくれる、3つの“整う”
① 心が整う
ポーズよりもまず“気持ち”を整える重要性が語られる。
「なんでイライラしちゃうの?」「夜、なぜ寝つけないの?」
その背景にあるストレスやホルモンの仕組みを、マンガで解説してくれるのがありがたい。
② 体が整う
肩こり・腰痛・PMS・便秘…誰もが抱える“生活の不調”を、シンプルな動きで整えていく。特に「寝る前に3分でできるポーズ」は、効果が体感しやすく、やめられなくなる。
③ 思考が整う
ただの運動や習慣にとどまらず、「考え方が変わった」とレビューされるのもこの本の特徴。
“ねばならない”から“ありのまま”へ。
日常のあらゆる選択が、少しずつ優しくなっていく感覚がある。
6. 実際に試してみた|読者レビュー的まとめ
筆者もこの本を読んで、実際に寝る前に1週間ほど“手のひらを胸に置いて深呼吸するだけ”のワークを試してみた。
結果、次のような変化があった:
- 入眠が早くなり、夜中に起きなくなった
- 朝の“ダルさ”が軽減された
- イライラのピークが抑えられるように
つまり、「理由を知って行動すること」が、確かな“変化”を生むと実感できた。
7. どんな人にすすめたい?
- 何をしても続かないタイプの人
- ストレスで自分を責めがちな人
- “難しいヨガ本”で挫折した経験がある人
- 頑張らずに健康になりたい人
そんな人たちに、この本はまさに“道しるべ”になる。
結論:ヨガは、心と体と「理由」をつなげるもの
“なんとなく”ではなく、“なぜ?”を理解することで、ヨガはもっと自分ごとになる。
『理由がわかれば心身が整う!ヨガを楽しむ教科書』は、ヨガを続けられなかった人こそ読むべき、やさしい革命の書だ。
📕まとめ:この本を読んだら変わること
変わる前 | 変わった後 |
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なんとなくやるヨガ | 理解して楽しむヨガ |
やらなきゃという義務感 | やりたいという気持ち |
一時的なストレッチ | 一生続けられる習慣 |