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1. 「太陽礼拝」って聞いたことありますか?
ヨガスタジオやSNSでよく目にするワード──それが「太陽礼拝(たいようれいはい)」。
名前は聞いたことあるけど、何のことかわからない…
動きが難しそうで不安…
そんな方も多いかもしれません。
でも、安心してください。
太陽礼拝はヨガの“名刺”とも言える存在で、実はとてもシンプルで、深い意味がある動きなんです。
2. 太陽礼拝とは「流れるような一連の動き」のこと
太陽礼拝(サンスクリット語で「スーリヤ・ナマスカーラ」)とは、
**複数のポーズを連続して行う“シークエンス”**のこと。
1回につき10〜12のポーズがあり、それを呼吸とともに滑らかに繋げていきます。
たとえば──
- 手を合わせて立つ(祈りのポーズ)
- 前屈
- 背筋を伸ばす
- 四つん這いからコブラのポーズへ
- ダウンドッグ
- 再び立って合掌
この一連の動きを「1ラウンド」として、2〜6回ほど繰り返すのが基本です。
3. なぜ「太陽」なの?──名前の由来
太陽礼拝はもともと、**インドで「太陽=生命エネルギーの源」**とされていた文化に根ざしています。
太陽が昇る時間帯(朝)に、この動作を通して自然と調和し、
- 今日という1日に感謝する
- 自分の身体と心を目覚めさせる
- 呼吸と動作をつなげて“今ここ”に集中する
という“祈り”と“整え”の両方の意味が込められているのです。
まさに、動く瞑想。
4. 太陽礼拝が「ヨガの基本」と言われる理由
ヨガ初心者に「太陽礼拝をまず覚えよう」と言われるのには、ちゃんと理由があります。
- 基本のポーズがすべて入っている(前屈・後屈・バランス・体幹)
- 呼吸と動作を一致させる練習になる
- 全身の筋肉をまんべんなく使える
- 習慣にしやすく、短時間でも効果大
つまり、太陽礼拝をやれば“ヨガの本質”が全部詰まってるんです。
5. 「毎朝3回だけ」で体も心も変わる
たとえば──
- 目覚めが悪い朝
- 心がざわついて落ち着かない日
- なんとなく体がだるいとき
そんな時に、太陽礼拝を3ラウンドだけ行ってみてください。
たった10分で、呼吸が深くなり、体が温まり、心が整うのを感じられるはず。
それは、コーヒーよりも目が覚める“自然な覚醒”。
6. 実際にやってみよう!簡単な太陽礼拝(サンサルテーションA)
ここでは代表的な「サンサルテーションA」の流れを紹介します:
① 山のポーズ(タダーサナ)
② 両手を上に伸ばす(上向き礼拝)
③ 前屈(ウッタナーサナ)
④ 背筋を伸ばす(アルダ・ウッタナーサナ)
⑤ プランク → チャトランガ(腕立て伏せのような動作)
⑥ コブラ or アップドッグ(背中反らし)
⑦ ダウンドッグ(お尻を上げる)
⑧ 片足ずつ前に戻す
⑨ 再び前屈
⑩ 両手を上に伸ばして立ち上がる
⑪ 山のポーズで終了
※この流れを、呼吸とセットで行うことがポイントです!
7. 太陽礼拝がもたらす5つのメリット
- 自律神経が整う:深い呼吸でリラックスモードに切り替わる
- 代謝UP:朝イチで体温が上がる=脂肪燃焼に◎
- 柔軟性UP:前屈や反らしで可動域が広がる
- 集中力UP:1日がブレにくくなる
- セルフケアになる:自分をいたわる時間が持てる
8. よくある疑問Q&A
Q. 難しそうで続く気がしないんですが?
→1回3分でもOK。完璧じゃなくていいから、まずは真似から始めましょう!
Q. どの時間帯がいいですか?
→朝がベストですが、夜に“心の整理”としてやる人も多いです。
Q. マットや道具が必要ですか?
→床でOKですが、ヨガマットがあると快適度がアップします!
9. まとめ:太陽礼拝は、あなたの1日を整える「儀式」
- ヨガの基本が詰まった全身運動
- 呼吸と心を一致させる“動く瞑想”
- 続けることで人生のリズムが整う
もしあなたが「何かを変えたい」「整えたい」と思っているなら、
まずは**“太陽に礼をする”3分間**から始めてみてください。