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■ 「また同じポーズ…」その小さなため息が、始まりだった
週1のレッスン、いつもの先生、いつものスタジオ。
ヨガは好きなはずなのに、ふと心のどこかで思う。
「あれ? なんか最近、楽しくないかも」
それは“飽きた”というより、“次のステージへ行きたい”というサイン。
ここでは、ヨガに少し疲れてしまったあなたに向けて、
再び“呼吸と心を取り戻す”7つのアイデアをお届けする。
■ ① 目的を見直す。「痩せるため」から「感じるため」へ
「ダイエットのために始めたヨガ」。
その目標が達成された瞬間、心が空白になることがある。
ヨガは“手段”ではなく、“状態”だ。
いま一度、自分に問いかけてみよう。
「私、ヨガを通して何を得たいんだろう?」
呼吸を感じたいのか。
静寂に浸りたいのか。
柔軟性ではなく、“安心感”を求めていたことに気づくかもしれない。
■ ② 新しい“ヨガの流派”に触れてみる
ハタヨガしか知らなかった私が、初めて陰ヨガに出会ったときの衝撃は忘れられない。
ゆっくりと、ほとんど動かない。でも、内側が熱くなる。
他にも:
- パワーヨガ(汗だく系)
- リストラティブヨガ(癒し重視)
- アクロヨガ(二人でやるヨガ)
- 笑いヨガ(マジである)
流派を変えることで、まるで別スポーツに出会ったような感覚になる。
“ヨガ”という言葉にとらわれすぎないで、新しい扉を開こう。
■ ③ ヨガマットの“景色”を変えてみる
毎回同じ場所、同じ角度。
それは無意識に“心も固定化”しているサインかも。
・スタジオのいつもの定位置を変えてみる
・ベランダで朝ヨガに挑戦する
・旅行先の自然の中でポーズを取ってみる
景色が変わると、呼吸の質も変わる。
五感を動かせば、感覚が再起動される。
■ ④ 「完璧にやろう」を、やめる
飽きる原因の1つが、「ちゃんとやらなきゃ」という義務感。
それ、“自分を評価する目”が強すぎるのかもしれない。
・ポーズが浅くてもいい
・目を閉じたままでもいい
・ただマットに寝転んで深呼吸だけでもいい
ヨガは“頑張る場所”ではなく、“戻ってくる場所”でいい。
■ ⑤ 音を変えるだけで、ヨガは生まれ変わる
BGMを変えるだけで、呼吸のリズムも気分もガラリと変わる。
- 自然音(波・鳥の声)でリラックス系
- チルなR&Bやローファイで感情解放系
- クラシックで集中力UP系
- 無音で“静寂のヨガ”
自分だけの“ヨガプレイリスト”を作るのもおすすめ。
音が変わると、“感情のスイッチ”も変わる。
■ ⑥ ヨガを「1人ごと」タイムにしてみる
ヨガの最中、頭の中が「無」にならなくてもOK。
むしろ、“自分との対話の時間”にしてしまおう。
- 今日どんな感情だった?
- 疲れてる? うれしい?
- 本当は何がしたい?
動きながら、自分に“優しく声をかける”ことで、
ヨガは心のカウンセリングにもなる。
■ ⑦ それでも飽きたら…いったん“手放す”という選択
飽きたと感じたら、ムリに続けないのも選択肢。
ヨガは一度離れても、また戻ってきてくれる。
それは“呼吸”と同じ。吐き切れば、自然と吸いたくなる。
違う運動をしてもいい。しばらく何もしなくてもいい。
でも、“ヨガで得た感覚”は、生活の中でずっと生きているはずだ。
■ まとめ:ヨガは「競技」じゃなくて「関係」
走ることや筋トレとは違って、ヨガは“関係性”だと思う。
自分との、呼吸との、今との。
その関係に、波があって当然。
「飽きた」=終わりじゃなく、「次のフェーズへの移行期」。
どうか、焦らず、優しく、心にスペースを。
ヨガは、あなたが戻ってくるその瞬間を、いつでも静かに待っている。