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はじめに:ヨガポーズ、ただ真似してない?
ヨガのレッスンで先生のポーズを見よう見まねで取ってはいるけれど、「これって、何の意味があるんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
実は、ヨガポーズにはすべて“狙い”があります。 そして、ほんの少しコツをつかめば、その効果は劇的に変わってくるのです。
今回は、初心者から中級者まで役立つ「人気ヨガポーズ8選」の効果と、できるようになるコツを分かりやすくまとめました。
① 太陽礼拝(サンサルテーションA)
効果:
- 全身の血流UP
- 自律神経のスイッチ切り替え
- 代謝促進・ダイエット効果
コツ:
- 動きに呼吸を合わせるのが最重要
- 「吸う」で上へ、「吐く」で下へを意識
- スピードより“丁寧さ”を重視
② ダウンドッグ(アド・ムカ・シュヴァナーサナ)
効果:
- ハムストリングス・肩甲骨の柔軟性UP
- 頭部への血流促進でリフレッシュ
- 上半身・体幹・下半身を同時に鍛える
コツ:
- かかとが床につかなくてもOK!
- 手で床を押し、背骨を引き上げる意識
- 肩がすくまないように注意
③ 戦士のポーズⅡ(ヴィーラバッドラーサナⅡ)
効果:
- 下半身強化
- 背骨・骨盤の安定性UP
- 集中力・自信アップのマインド強化
コツ:
- 前足のひざは90度を目指す
- 骨盤は左右対称、上半身は地面に垂直
- 視線は前方指先に力強く!
④ 三角のポーズ(トリコナーサナ)
効果:
- 体側・股関節・背中のストレッチ
- 内臓の活性化
- 姿勢改善・骨盤のゆがみ修正
コツ:
- 胸を開くことが最優先
- 無理に床に手をつける必要なし(すねでもOK)
- 骨盤が後ろに引けないよう壁を使って練習すると◎
⑤ 橋のポーズ(セツ・バンダ・アーサナ)
効果:
- 背骨を反らすことで交感神経を刺激
- 胸を開くことで呼吸が深まる
- お尻・背中の引き締め
コツ:
- 足幅は腰幅、ひざと足先は正面
- 手を組んで肩甲骨を寄せると背骨が安定
- 腰で持ち上げるのではなく“太もも裏”で支える意識
⑥ 猫と牛のポーズ(キャット&カウ)
効果:
- 背骨の柔軟性向上
- 自律神経の安定
- 姿勢リセット
コツ:
- 息を吐くとき猫(背中を丸める)、吸うとき牛(背中を反らす)
- 動きは“波のように”なめらかに
- 首の力を抜いて、呼吸と連動させる
⑦ 鳩のポーズ(エカパーダ・ラージャカポタアーサナ)
効果:
- 股関節の柔軟性UP
- 腰痛予防
- 感情の解放(ストレスリリース)
コツ:
- 前足の角度は45度くらいから無理せず
- 骨盤が横に傾かないよう、クッションを使うと◎
- 深呼吸を丁寧に行うことで内面にもアプローチ
⑧ シャヴァーサナ(屍のポーズ)
効果:
- 心と体の完全リセット
- 自己回復能力を最大化
- 睡眠の質向上
コツ:
- ポーズというより“瞑想”
- 足と手は軽く広げて、全身の重みを委ねる
- 考え事が浮かんでもOK、ただ“流す”
最後に:ポーズは「完成形」を目指さなくていい
ヨガは柔軟性や筋力を競うものではありません。
大切なのは、“今の自分”を受け入れること。
ポーズが完璧にできなくても、そのプロセスに価値があるのです。
そして正しい知識とちょっとしたコツがあれば、ヨガの効果は何倍にも広がります。
今日の練習が、明日のあなたを変えていく。
自分と丁寧に向き合う時間として、ぜひポーズごとの効果とコツを意識してみてくださいね。